羽毛布団の上に毛布をかけて寝ると暖かいといいます。
それは本当です。
でもちょっと待ってください。
快適な睡眠ということを考えると、
必ずしも正しいとは言えません。
毛布は綿(コットン)やウールの天然繊維がオススメ
綿(コットン)やウールの天然繊維の毛布は
吸湿性も放湿性も高いので、寝具には最適です。
体のすぐ上で使っても、羽毛布団の上に掛けて使うのもOKです。
毛布を羽毛布団の上に掛けた場合と、
羽毛布団の下(体のすぐ上)の場合について、
それぞれメリットデメリットを見てみましょう。
天然素材の毛布を羽毛布団の上にかけたとき
メリット
・毛布が羽毛布団を覆って暖かい空気を逃がさないようにするので保温力が高い
・寝返りをしても羽毛布団がめくれにくく朝まで布団がずれにくい
デメリット
・暑くなり過ぎることがある
・暑くなって手や足を出そうとしても出しにくい
・首元が寒い
毛布を体に掛け、その上に羽毛布団を掛けたとき
メリット
・肌触りが良く快適
・布団に入りたての時ひやっとしにくい
・熱くなったときに手や足を出しやすい
・首元が寒くない
デメリット
・布団が温まるまで時間がかかる
・保温力が少し低い
・布団がずれやすい
暖かさでは羽毛布団の上に毛布をかけた方が暖かいです。
「快適な暖かさ」ということでは、
体のすぐ上は綿やウールの天然素材の毛布をかけ、
その上に羽毛布団を掛けるのがいいですね。
個人的には体に毛布を掛け、その上に羽毛布団が好きです。
私は暑がりで、羽毛布団の上に毛布をかけて寝ると
暑くなったときに足を出して温度調節をしたいのですが、
なかなか足が出なくてジタバタします(^_^;)
寝ぼけながら足を出すために四苦八苦して、
よけい暑くなり、汗をかいてしまうのです。
暑がり寒がりの体質によって毛布を羽毛布団の上、
または下のどちらにするかを選んでください。
アクリルなどの化学繊維は体にかけない
最後に、快適な睡眠のため、寝るときは
アクリルなどの化学繊維(化繊(かせん))の毛布は
使わないほうがいいです。
化学繊維は吸湿性や放湿性がよくないので、
寝ている間に体から出た汗(寝汗)を
ほとんど吸収してくれません。
体の上に化学繊維の毛布を掛けると
寝汗が逃げないため体の表面がずっとじめじめして、
朝方に冷えてしまいます。(寝冷え)
また、化学繊維は微妙にチクチクしますので
練る時に直接肌にに触れる所で使うのはオススメしません。
使う場合は、羽毛布団の上にかけて下さい。
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