ダニの弱点を知って布団のダニ対策をしよう

布団のダニを減らす対策 布団の不快・つらい対策

布団のダニっていやですよね。
見えないのでよけいに気持ち悪いですし、ダニアレルギーの人は本当に苦しいですね。

ダニは数多くの種類がいますが、布団に関係する主なダニは「コナヒョウダニ」「ヤケヒョウダニ」の2種類です。コナヒョウダニとヤケヒョウダニの死骸と糞がそれぞれアレルギーの原因物質(アレルゲン)となります。
そのため、ダニの数をできるだけ減らすことが、アレルゲンを少なくすることになります。

まずは、ダニの弱点を知ってダニを増やさないようにしましょう。

ダニによる被害って?

ダニの被害の多くは刺されたり噛まれたりではなく、アレルゲンを吸入することによりアレルギー症状や気管支喘息を発症することです。ダニアレルギーがある人は、ダニが繁殖してそのダニのフンと死骸にアレルギー反応がでます。

増殖したダニの死骸と糞が空気中に舞わないようにすることが必要になります。そのためには、まずダニが増殖しないようにすることが必要です。

ダニが増える条件は?

ダニが好む環境は、温度20~30℃、湿度65~80%です。この環境で、ダニのエサとなるホコリや人のフケなどがあると爆発的に増えていきます。家庭の中でこの条件がそろう場所(畳、カー ペット、布団など)が特にダニが増えやすい場所ということです。

畳の上にカーペットを敷いている環境はダニが繁殖しやすいということがわかります。

また、布団も毎日寝汗で湿気ますし、人のフケや布団のわたがダニの餌になります。

このようなダニが増えやすい条件を満たさないような環境を作ることがダニの大繁殖を防ぐことになります。

ダニの弱点は?

ダニは高温に弱いのです。

温度が35℃では1時間で死滅します。

温度が45℃では3分で死滅します。

温度が50℃だと1.4秒で死滅します。

さらに、湿度が35%以下になると繁殖できなくなります。

高温、低湿度(乾燥)に弱いのですね。

このことを頭の片隅においておくと対策の幅が広がります。

ダニの繁殖サイクルも知っておこう?

ヒョウダニ属は卵から成虫になる期間が30~40日です。高温時には早いもので15~20日になるといわれています。このように好条件が続くと大発生することになりますので、できるだけ好条件が続かない環境作りが必要です。

好条件で15日(約2週間)が最高の繁殖サイクルと仮定すると、最低2週間に1回のペースでダニ退治を行うのがよいことになります。

やってみよう「布団のダニ対策」

  • 布団や枕を使い終わったらそのままにせずに、干して布団の湿気を飛ばしましょう(←湿度を下げる)
  • 高密度生地の布団カバーや枕カバーをつけて使いましょう(←ダニにエサをあたえない)
  • 布団や枕の湿気が多いと感じたら、天日干しや布団乾燥機で乾燥させましょう(←湿度を下げる)
  • 布団だけでなく部屋掃除と部屋の湿度を下げる
ダニの弱点は、高温と低湿度です。

毎日ではなくても、最低2週間に1回(ダニの繁殖サイクルを絶つ)のタイミングで、布団干しや、洗濯(洗えるカバーなど)をおこなうことで、ダニの大発生を防ぐことができますのでやってみてください。

すでにダニが布団にたくさんいるのでは?という場合

すでにダニがたくさんいる場合、布団乾燥を行うと一気にダニが死んでアレルゲンとなるダニの死骸が大量に布団の中にできてしまいます。

よかれと思って行ったことが大量のアレルゲンを作ることになってしまいます。

もし、今までダニ対策をまったく行わず、すでにダニがたくさんいるかも・・という布団の場合は、一度丸洗いに出してダニを一掃するものいいと思います。

アレルギー物資のダニの死骸とダニのフンは水に溶ける性質(水溶性)なので、布団の丸洗いは布団のアレルゲンを流してくれます。

布団の丸洗いをおこないたいという方は、こちらの記事に信頼できる布団の丸洗い店を紹介をしていますのでご覧ください。

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