【なるほど】羽毛布団が暖かい理由は「羽毛がつくる空気の層で断熱される」からなんだ

布団の豆知識

羽毛布団が暖かい理由は
ふわふわの羽毛(ダウンボール)が
大きな空気の層を作り断熱する
からです。

空気は熱を伝えにくいので、
羽毛布団の中の羽毛の間の空気が、
厚い断熱材のような働きをして体の熱を外に逃しません。

羽毛布団の中身は、ほとんどが空気なので
熱を伝えにくい空気がたくさん入っていることで
他の布団より断熱性が高い布団になります。

この断熱性が体の熱を外に逃がさないようにするので
羽毛布団は暖かい
ということになります。

羽毛布団が発熱するわけではないのですね。
知っていましたか?
私は昔、布団が暖かいのだと思っていました(^_^;)

羽毛の役割は、空気の層がつぶれないように
形をキープするためのものです。
羽毛が暖かいという訳でもありません。

ですので、羽毛布団は暖かいというより
「保温力が高い」といったほうがいいかもしれませんね。

でも羽毛布団には残念なことがあります。
それは、布団の生地が固いことです。
わざと生地を固くしています。

羽毛の芯の部分は細いので、普通の生地で羽毛布団を作ると、
生地の間から羽毛が飛び出してきてしまうのです。
そのため、ダウンプルーフ加工という、
生地の目を細かくする加工がおこなわれています。

そして、ダウンプルーフ加工をすると、
生地が固くなってしまうのです。

せっかくの軽くて柔らかい羽毛なのですが、
それを包む生地は固いものをつかわなければいけないのです。
残念ですよね。

ガーゼのような、柔らかな生地で羽毛布団を作ることができたら、
すっごく、気持ちよくて暖かい羽毛布団になることでしょう。

でも、現在の技術を使ってもできないようです。

話がそれてしまいましたが、
羽毛布団の暖かさは空気の層によって作られます。
羽毛と空気のコラボで暖かい羽毛布団になるんですね。

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